1997-12-04 第141回国会 参議院 逓信委員会 第3号
または、「今回の合意によって、小口預貯金者への自由化メリットの還元、民間金融機関の自由な競争の促進又は個人貯蓄分野における官民相互間の資金シフトの回避等トータル・バランスの確保等について、金利による運用では実効があがらない場合には、両省は、必要に応じ商品性の見直しを含め、今回の合意の全般的な見直しを行うこととする。」と。
または、「今回の合意によって、小口預貯金者への自由化メリットの還元、民間金融機関の自由な競争の促進又は個人貯蓄分野における官民相互間の資金シフトの回避等トータル・バランスの確保等について、金利による運用では実効があがらない場合には、両省は、必要に応じ商品性の見直しを含め、今回の合意の全般的な見直しを行うこととする。」と。
これは、小口預貯金者の社会的不公正を是正するという意味でも大変重要なことでございます。しかし、このことは金融機関の経営側にとっては、これから経営を進める上ではコスト増という問題にどう対処していくかという大変厳しい問題になるわけであります。 私どもの郵便貯金事業といたしましては、先生つとに御案内のとおり、主として大蔵省の資金運用部に預けます預託金の利子収入、これが収入でございます。
○野口委員 一日も早くといいますか、この問題については早く軌道に乗せていただきまして、小口預貯金者の保護のために頑張ってもらいたいと思うわけであります。
例えば地域の切り捨てであるとか、あるいは小口預貯金者の排除であるとか、そういうふうな問題について一体どう考えるのかというようなところを見定めてから、郵便貯金がどうあるべきかというのをもう少し検討してみなくちゃならないというふうに考えております。 以上でございます。
特に、この自由化の問題の中でいわゆる大口、小口という問題がございますが、現在大口を先に進め小口の自由化を最後に検討するという考え方があるわけでございますけれども、そのような考え方では小口預貯金者の利益が必ずしも十分に守られるかどうかという疑いもございますし、またそういうふうに小口を切り離して後回しにするということは、金融機関の資金調達の面から見てもあるいは実際には不可能なのではなかろうかというふうにも
そういった意味で、小口預貯金者の利益の実現のためにも小口預貯金金利の自由化を進めていく必要があるというふうに考えております。
小口預貯金者の利益の実現のためにも、小口預貯金金利の自由化を進めていく必要があるというふうに考えております。また、小口預貯金を規制の枠内に閉じ込めておこうといたしましても、先ほどの中国ファンドで先生御指摘のように、それは不可能ではなかろうかというふうに考えております。規制を維持していたのでは金融機関は資金調達が困難となりまして、金融の混乱へとつながる、こういうおそれもあろうかと思います。
第二に、郵便貯金自体について、この存在理由について考えてみますと、第一は小口預貯金者の利益の増進と貯蓄の増強といった面でございますが、この場合、個人預金の三〇%も占めておりますシェアといったことから考えて、これ以上小口預貯金者の保護といったことを官業で行わなければいけないのかといったことが疑問として考えられるわけであります。 それから第二に、財投の原資の確保という問題がございます。